2005年03月29日

「恋ノウタ」「恋する歌音」

今回は特別編で、まだ僕が読んでいない本を……。「智恵子抄」の記事のところへのコメントで、佐藤Kさんと原田町さんがご紹介くださっている本です。せっかくなので紹介します。内容はお二人のコメントをご参照ください。
恋ノウタ
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恋する歌音
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posted by 本読人 at 17:24| Comment(3) | TrackBack(0) | 詩歌・楽譜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月27日

「ロバート・キャパ写真集」沢木耕太郎 訳・解説

「崩れ落ちる兵士」も「上陸するアメリカ軍部隊」も「日本の子供」も掲載されています。沢木耕太郎の訳と解説で、戦争写真家ロバート=キャパの仕事の主だったものを見ることができる写真集です。
たとえそれがリアルタイムであったとしても、テレビは戦争のすべてを伝えきっていないということがよく分かります。戦争の真実はシャッターによって切り取られ、印画紙の中に閉じ込められている……、キャパの戦争写真です。
ロバート・キャパ写真集
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キャパの写真、そして言葉。「ちょっとピンぼけ」。未読の方は是非。
ちょっとピンぼけ
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横浜にあるニュースパーク(日本新聞博物館)では、2005年6月26日(日)まで企画展「戦後60年 写真が伝えた戦争−−N.Y.デーリー・ニューズ写真コレクションから」を開催しています。キャパの写真も展示されているとのこと。詳しくはニュースパークのサイトで。
http://www.pressnet.or.jp/newspark/
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2005年03月25日

「智恵子抄」高村光太郎

高村光太郎の名詩集です。若い頃から物事を斜めに見て、小難しい哲学めいた文学に傾倒してきた僕ですが、何度となく立ち返ったのが「智恵子抄」です。それは、たぶん「愛」というものに立ち返っていたのだと思います。
阿多多羅山の山の上に/毎日出てゐる青い空が/智恵子のほんとの空だといふ。
いったい、どんな空が智恵子の本当の空だったのだろうか。
智恵子抄
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美しい写真の一冊です。
「空の名前」(高橋健司 写真・文)によれば、「徒雲」という名前の儚い雲があるそうです。
空の名前
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posted by 本読人 at 16:40| Comment(6) | TrackBack(3) | 詩歌・楽譜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月23日

「柵を越えて」金子敏

原稿用紙二枚の散文、『短説』。たった二枚で何が書けるのか、と思った方、ぜひ読んでみてください。
中学を卒業し高校の入学式前の、エアポケットのような青春の一時。その一瞬を見事に描いています。
「柵を越えて」はインターネットで読むことができます。
http://tansetsu.at.infoseek.co.jp/works/kanako01.htm

『短説』については、いずれ詳しい説明を「※本読人からみなさんへ」で書こうと思っています。今はとりあえず「短説の会オフィシャルホームページ」のURLを書いておきますので、興味のある方は行ってみてください。
http://tansetsu.at.infoseek.co.jp/
posted by 本読人 at 10:29| Comment(8) | TrackBack(1) | 短説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「社会福祉原論」岡村重夫

20年以上前(1983年)の本ですが、これよりも社会福祉の構造を看破した論は、今に至るまで出ていないと思います。
すべてを納得するわけではありませんし、時代も変わりました。『社会福祉』を「法律による社会福祉」と「自発的社会福祉」に分類したのは見事ですが、『社会福祉』以外の福祉の可能性について言及が足りなかったように思います。しかし、日本型社会福祉の本質を突いた一冊であることは間違いありません。
出版元の「社会福祉法人 全国社会福祉協議会 出版部」で取り扱っています。
http://www.fukushinohon.gr.jp/

厚生労働省的には社会福祉における障害福祉は、今度はグランドデザインだそうです。ご苦労なことです。
障害保健福祉改革のグランドデザインは何を描くのか
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posted by 本読人 at 09:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 哲学・思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月20日

※本の選び方

「マイ ブック」で紹介している本の選び方ですが、タイトルになっている本は、とにかく僕の好きな本にさせてもらっています。
で、できるだけ関連した本なども紹介するように心がけているのですが、こっちの方は必ずしも僕にとって特別な本というわけではありません。たとえば「子どもがはじめてであう絵本」の記事では、関連情報として、限定発売の書籍情報を書きました。これなどは実物を目にしていないものです。しかしこの機会に紹介しないと、予約期間を過ぎてしまいます。そこで、特別の思い入れのある物ではないのですが、関連情報として書いてみました。ですから、タイトルでは無い方の書籍等は、もちろん大好きなものもあるのですが、かならずしもそうではないものもあることをご了解ください。
また、同じ作品をメインで二度紹介することはないと思いますが、関連商品で一度紹介した作品を後にタイトル作品の方で紹介すること、またその逆はあると思います。そのあたり、けっこう自由にやろうと思っていますので。
関連書籍等の紹介を入れることにしたのは、図書館的な検索システムでは、本や作家の当たり前の関係しか見えてこないためです。
たとえば、堀辰雄は「不器用な天使」という作品を書きました。これはジャン=コクトーの「大股びらき」を下敷きにしています。作品を下敷きにするという書き方を、堀の身近でみせた先輩は芥川龍之介でした。芥川は「河童」をジョナサン=スウィフトの「ガリバー旅行記」のプロトタイプとして書いたのです。さらに堀が模倣した「大股びらき」の作者コクトーは、スタンダールの「パルムの僧院」を模して「山師トマ」を書いています。このコクトーに「傑作を模写すべきだ」と話したレーモン=ラディゲはその言葉どおりラファイエット夫人の「クレーブの奥方」から「ドルジェル伯の舞踏会」を書きました。こうしてみてみると、「ガリバー旅行記」が芥川や堀、コクトー、ラディゲを経て「クレーブの奥方」に繋がってくるのです。
これは一つの例ですが、このような本や作家の繋がりは、一人ひとりの読者の頭の中にある物で、図書館などの検索システムの中に入っているものではありません。インターネットは平均的な検索システムを広く提供する力を持ちますが、その一方でマイノリティーな個々人の頭の中の検索システムをボチボチ提供する力も持っています。そしておおむね後者の方が面白いものです。
そんなわけで、関連書籍等の紹介もしているのです。と、言いつつ、図書館の検索でもたどり着くような普通の関連書籍の紹介がほとんどになっているのですが・・・。
posted by 本読人 at 16:49| Comment(2) | TrackBack(0) | ※本読人からみなさんへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月18日

「斜陽」太宰治

説明はいらないですね。「斜陽」を読むと、あらためて太宰治は天才なのだとため息が出ます。
斜陽
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太宰の生家は斜陽館として保存されていますが、先の大雪で塀の一部が壊れてしまったとか。太宰家は金木の殿様といわれるほどの大きな家だったそうです。生まれた金木村は、現在の金木町。そして3月28日からは合併によって五所川原市の一部になります。斜陽していく様を思い出させる、塀の崩壊のニュースでした。
「津軽・斜陽の家」(鎌田慧)は地主貴族の家に生まれた太宰治の光芒を描いた評伝です。
津軽・斜陽の家
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posted by 本読人 at 23:47| Comment(6) | TrackBack(1) | 日本文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月16日

「子どもがはじめてであう絵本」ディック=ブルーナ

ミッフィーではありません。僕らの世代は石井桃子訳の「うさこちゃん」です。記憶をさかのぼると8冊函入りだったように思うのですが、今は4冊函入りで4集出ているようです。
その第一集にも収められている「うさこちゃんとどうぶつえん」。幼心に、「うさこちゃんだって動物ジャン」とツッこんでいたのを思い出します。
本当に、最初に出会いたい絵本です。
子どもがはじめてであう絵本
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「花岡ちゃんの夏休み」のところで紹介した『復刊ドットコム』の「復刊ニュース」に、『うさこちゃんとおでかけセット』と『うさこちゃんのおたんじょうびプレゼント50』が予約受付開始とでていました。予約締め切りはどちらも3月31日。在庫に限りがあるそうなので、興味のある人は至急チェックしてみてください。
小さなお子さんへのプレゼントには、特にお薦めです。

絶版本を投票で復刊!
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2005年03月14日

「ポーの一族」萩尾望都

以前テレビを観ていたら、誰かがこんなことを言っていました。「もし、漫画にノーベル賞があったら、受賞者の一人は萩尾望都だ」
萩尾望都が辞退しないという条件で、僕も賛成です。そして受賞対象作品は「ポーの一族」ではないでしょうか。
バンパイアという漫画チックな世界を描きながら、文学にも通じる高いクオリティーを持った不朽の名作です。
ポーの一族
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「ポーの一族」を読むと、ときおり僕は三島由紀夫の短編小説「仲間」を思い出します。新潮文庫の『殉教』に集録されています。
殉教
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2005年03月13日

「世界がもし100人の村だったら」池田香代子(再話)

これからもきっと生まれてくるであろう、ネット発の書籍。その中でも「世界がもし100人の村だったら」はインターネット・フォークロアの名作として残っていくことでしょう。
2001年発刊のこの本には、100人の村人のうち2人がコンピューターを持っているが、14人は文字が読めないとあります。
世界がもし100人の村だったら
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データを使うと、いろいろなことが見えてきます。
いのちの地図帳
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2005年03月11日

「輝ける闇」開高健

「予告された殺人の記録」G・ガルシア=マルケスの記事のところで、それをルポルタージュの手法を使ったマルケスの代表作と書きました。この「輝ける闇」は開高健のみならず、ルポルタージュの手法を使った日本の小説の最高峰だと思います。
ベトナム戦争の現地に立って取材した、渾身の小説。「夏の闇」「花終る闇」とともに「闇」三部作をなす、最初の作品です。
輝ける闇
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夏の闇
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2005年03月10日

「魏志倭人伝」石原道博(編訳)

昔の中国から見た、昔の日本。
魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝
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昔のヨーロッパから見た、昔の日本。
完訳東方見聞録
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2005年03月09日

「飛ぶ教室」エーリヒ=ケストナー

「星の王子さま」に続いて、児童文学を紹介します。サン=テグジュペリは1900年生まれ。ケストナーは1899年、ドイツの生まれです。ケストナーもまた同じように、大人になっても子どもの頃を忘れないように、と書いています。「飛ぶ教室」はその思いが凝縮された名作です。
高橋健二の訳で、クリスマスの寄宿舎の少年たちが駆け回ります。仲間を救うために戦い、大好きな先生に最高のプレゼントを贈り、勇気を見せるために傘をパラシュート代わりに飛び下りる少年もいます。そして寄宿舎から帰る旅費の無い少年は、大人だけれど天使からクリスマスプレゼントをもらいました。
同じ時代を生きて、同じ思い抱いていたサン=テグジュペリとケストナー。しかし二人の祖国フランスとドイツは敵味方に分かれて、第二次世界大戦を戦うことになります。大人たちは忘れてはいけないことを忘れてしまったのです。
飛ぶ教室
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ケストナーの名作は他にもいろいろあります。「エーミールと探偵たち」もその一つ。パソコンがなくても、携帯電話がなくても、少年たちは友達になれるのです。
エーミールと探偵たち
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posted by 本読人 at 19:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「星の王子さま」サン=テグジュペリ

「かんじんなことは、目に見えないんだよ」そして、「あんたが、あんたのバラの花をとてもたいせつに思ってるのはね、そのバラの花のために、ひまつぶししたからだよ」。たくさんの箴言が、内藤濯訳で散りばめられています。児童文学の宝物のような作品ですが、歳を重ねるにつれて一つひとつの意味がより分かってきました。そうそう、大切な言葉をもう一つ。
「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)」
星の王子さま
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フランス語の分かる方なら、いえ分からない方でも、フランス語版はいかがでしょうか。"Le Petit Prince"(「星の王子さま」のフランス語タイトルです)は最初はアメリカで出されています。未確認なのですが、GALLIMARD社発刊のフランス語版や日本語版の中にはサン=テグジュペリ生誕100年を記念してその初版本のイラストを再現したものもあるとか。数えてみるとなんだかんだで、僕はフランス語版、翻訳を含めて5冊持っていました。
2005年3月9日現在、「洋書ドットコム」にいくつかの版を確認しました。
http://www.yousho.com/
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2005年03月08日

「反核−私たちは読み訴える」中野孝次他編集

広島、長崎に投下された原子爆弾の開発者の一人、ハンス・ベーテ氏の訃報を夕刊で読みました。後に反核の立場に転じた人でもありました。
さて一冊のブックレットを紹介します。1982年創刊の岩波ブックレットbP「反核−私たちは読み訴える 核戦争の危機を訴える文学者の声明」です。その年は日本で国際ペン大会が開かれました。この大会の大きなテーマが反核で、大会での文学者たちの発言などをまとめたのがこのブックレットです。
僕はまだ学生でしたが、この大会の会場にいることができました。そこで複数の作家たちによって、言われていたことがあります。ブックレットの中でも紹介されている、カート・ヴォネガットの「核状況のカナリア理論」です。芸術の有効性についてヴォネガットは、芸術家の感受性の豊かさをあげていました。この感受性によって芸術家は、社会の危険の前に卒倒するのだと。炭鉱にいて有毒ガスの影響をいち早く受け、卒倒し、人々に危険を知らせるカナリアのように……。
そして、あれから20年が過ぎています。あの会場に集った作家達のいったい何人が卒倒して、僕らに危険を教えてくれているのでしょうか。それとも今の日本は今の世界はそして地球は、まったく安全なのでしょうか。
2005年3月8日現在、「インターネット古書店案内」に在庫を確認しました。
http://www.murasakishikibu.co.jp/oldbook/

今夜は、峠三吉の「原爆詩集」を読んで過ごしたいと思います。
新編原爆詩集
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「日本人の魂の原郷 沖縄久高島」比嘉康雄

僕たちはどうして、東京的なものを日本だと思ってしまうのでしょうか。12年に一度の祭りイザイホー。沖縄の神が降りた島。信仰に活きる人々。それは昔の日本の姿ではありません。忘れられてはいますが、今確かにある日本の姿なのです。
僕はこの本に触発されて、久高島に向かいました。沖縄本島滞在中、ずっと台風で渡ることができませんでした。ペンションの窓から、海の向こうの久高島を眺めただけの旅。ペンションのオーナーが話してくれました。太陽の加減で、久高島が黄金に輝く時があると。僕はまだ、久高島の土を踏んではいけないのだと思いました。
日本人の魂の原郷沖縄久高島
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多くの日本人に久高島を紹介したということでも、忘れてはならない著作があります。岡本太郎の「沖縄文化論」を併せて紹介します。
沖縄文化論
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※本の入手方法について

アクセス解析を見ると、毎日多くの方が訪れて下さっているようで感謝しています。
ありがとうございます。「マイ ブック」の本読人です。
さて、数冊紹介してきたところで、このブログについての若干の解説をしたいと思います。
「マイ ブック」は、単純に僕が好きな本を紹介する内容です。一応、本ということですが、短編小説のように単体で一冊の本を形成してはいないものもあります。また、インターネットでしか読めない作品もあります。ですからここでいう本という言葉には、そうした作品も含んでいることをご了解ください。
そして僕は本の紹介をしていくのですが、ぜひ読んでほしいと思っています。そのために、本の入手方法をリンクの形でお伝えしています。新刊で購入可能なものについては「boople.com」と提携してリンクを張っています。インターネットの本屋さんなので、一度登録しておけば、後は楽に購入できるでしょう。
boopleスタンダードバナーハーフ1
問題なのは、新刊ではない本です。「マイ ブック」を始めて分かったのですが、僕が好きな本には絶版が多いのです。だからこそ、みなさんが読んだことのない本を紹介できるとも言えるのですが……。これについては可能な限り古書サイトなどを確認して、みつけたところのリンクを張っていきます。今までのところでは「夏草」(土岐善麿)がその例です。ただし古書サイトの場合には冊数に限りがあるので、無くなっていることもあります。ご了承ください。
そして古書サイトでも見つけられなかった本もあります。これについては「花岡ちゃんの夏休み」(清原なつの)にあるように、「復刊ドットコム」にリンクしています。みなさんの一票の積み重ねで復刊されれば、という願いです。もちろん、僕の検索が甘くて古書サイトで発見できていない、あるいは後日登録された、などのこともあり得ますので、みなさん独自に古書サイトで探すことも有効です。
さらに書籍化されていない、インターネットでしか読めない作品もあります。これについてはまだ紹介していませんが、その時はリンクで作品にたどり着けるようにする予定です。
つまり「マイ ブック」には新刊、絶版、インディーズを問わずにみんな一つの作品として並べられています。これらについて実際にみなさんが読めるように、できる限りのリンクを張っていくということです。
リンク先の内容については変動もあると思われますので、それについてもあらかじめご了承の上、ご利用ください。

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「予告された殺人の記録」G・ガルシア=マルケス

コロンビアが生んだノーベル文学賞作家ガルシア=マルケスの作品です。マルケスの小説の傾向は大きく二種類あるように思います。「予告された殺人の記録」はその一つルポルタージュの手法を使った作品の代表だといってよいでしょう。この書き出し、凄いんですよ。
「自分が殺される日、サンティアゴ・ナサールは、司教が船で着くのを待つために、朝、五時半に起きた」
予告された殺人の記録
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マルケスのもう一方の神話的作品の代表。説明はいらないですね、「百年の孤独」。僕は自分でも小説などを書くのですが、両作品ともに大きく影響を受けています。
百年の孤独
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posted by 本読人 at 13:22| Comment(0) | TrackBack(1) | 外国文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月07日

「アイヌ神謡集」知里幸恵(訳)

「銀の滴降る降るまわりに,金の滴降る降るまわりに」
なんと美しい言葉達なのでしょう。この「アイヌ神謡集」は日本の今の言葉に訳されていて、僕たちに日本語の持つ美しさを教えてくれています。
ムックリの音色とともに語られるユカラを聞いたことがあります。アイヌの言葉のユカラは、もちろん素晴らしいものでした。この知里幸恵の訳は、それとはまた違った輝きを生み出しています。
アイヌ神謡集
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アイヌに生まれ19歳で世を去った知里幸恵。「アイヌ神謡集」の原稿の校正をすべて終わらせてからの急逝だったといいます。遺稿は「銀のしずく」としてまとめられています。
銀のしずく
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posted by 本読人 at 20:33| Comment(0) | TrackBack(3) | 詩歌・楽譜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「花岡ちゃんの夏休み」清原なつの

1977年のことです。それまで、少女マンガなどは馬鹿にしていました。ところが妹が見ていた漫画雑誌『りぼん』で「花岡ちゃんの夏休み」を読んだのです。当時の感覚では、およそマンガの登場人物とは思えない人々が登場し、これでいいの? と思うストーリーが展開していました。衝撃でした。
残念なことに絶版で、購入の紹介は出来ませんが、『復刊ドットコム』というサイトで復刊運動が起きています。このブログを始めてから、素敵な本がたくさん絶版になっていることを知りました。それらを読むことが出来ていた僕らの世代は幸せだったと思います。

絶版本を投票で復刊!


作者の清原なつのさんについては『一知全解 オトナのマンガ日記』というブログの「なつのお嬢さん、はるか昔語りに記事があります。

今リアルタイムで読むことが出来る清原なつのさんの作品としては最新刊に「千利休」があります。寡作ですが、気になる作家です。
千利休
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posted by 本読人 at 00:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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