2005年08月31日

「霧笛」レイ・ブラッドベリ

夏休み企画「少年たちに(少女も)読んでほしい本特集」の最後にSFを一つ。
SFだからといってあなどってはいけません。レイ・ブラッドベリの「霧笛」です。ブラッドベリは独特な詩心を持った作品を書いています。「たんぽぽのお酒」のような長編も美しくてよいのですが、この「霧笛」は短編で、大西尹明訳の『ウは宇宙船のウ』に収録されています。
ウは宇宙船のウ
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以前「ポーの一族」で紹介した萩尾望都さんですが、世界の名作小説を漫画にしています。『ウは宇宙船のウ』もそんな一つです。見事です。
ウは宇宙船のウ
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posted by 本読人 at 17:41| Comment(7) | TrackBack(0) | 外国文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月24日

「路傍の石」山本有三

つくばエクスプレス本日開通記念!
児童文学で、鉄道関係で・・・、と考えていたら「路傍の石」が浮かびました。読んだ人はわかると思うのですが・・・。
およそ100年前の日本の少年の姿が描かれています。今とは随分違っている、と感じるか、あるいは本質的には同じなんだと感じるか。今の子供たちに読んでほしい一冊です。
路傍の石
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同じく山本有三の「米百俵」。困窮する長岡藩に贈られた米百俵、はたしてその行方は・・・。現日本国内閣総理大臣の小泉さんが引用したことで、復活した戯曲です。時がたって、商品としての魅力(文学的魅力はあったとしても)が消えてしまうと、書店からは無くなってしまうでしょう。読みたい方は、今のうちに。
こちらは9月の衆院選記念! ということで。
それにしても、なー・・・。
米百俵
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posted by 本読人 at 18:47| Comment(3) | TrackBack(0) | 絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月23日

「銀河鉄道の夜」宮沢賢治

つくばエクスプレス開通記念(8月24日)
ということで、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」です。内容の説明は辞めておきます。読んだことのない人は、どうぞ読んでみてください。
ところで、つくばエクスプレスは僕たちをどこに連れて行ってくれるのでしょう。
新編銀河鉄道の夜
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今回は特別に、続けて2作品を紹介します。
宮沢賢治の世界をベースにした、漫画家ますむら・ひろしの「銀河鉄道の夜」。
ますむら・ひろしは、つくばエクスプレスの駅がある柏市や流山市に隣接する、野田市在住だったと思います。たしかサッカー好きで、柏レイソルなんかも観に行くのではないでしょうか(これは推測です)。と、無理やりつくばエクスプレスに関連づけてみました。
僕が持っているのは「宮沢賢治没後50年記念出版」の朝日ソノラマ版です。絶版のようなので、偕成社版で紹介します。
ジョバンニもカンパネルラも猫です。凄いことです。
銀河鉄道の夜
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そして、漫画といえば松本零士の「銀河鉄道999」。新しい方は、だいぶ趣向が違ってきたようです。僕のお薦めは初期の方です。
「銀河鉄道の夜」とは、別物です。ジョバンニ、カンパネルラではなく、メーテルがでてきます。
つくばエクスプレスは、思い切って大胆に分類するならこっちの「銀河鉄道」に近いような気がします。
銀河鉄道999
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posted by 本読人 at 13:49| Comment(10) | TrackBack(1) | 絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月22日

「長くつ下のピッピ」アストリッド・リンドグレーン

あまりにも有名な、リンドグレーン作の児童文学です。
ソバカスの顔や、男の子まさりのパワフルさ。主人公のピッピは、可憐な美少女とは対極にある、もう一つの憧れの少女像の典型です。その後の少女小説や漫画、アニメなどに、多大な影響を与えているのではないでしょうか。
大塚勇三訳で、岩波少年文庫から新装版が出ています。
長くつ下のピッピ
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国際的な賞である、リンドグレーン記念文学賞を先頃受賞した絵本制作者荒井良二さんの作品です。
ぼくは未読なのですが、boopleで検索したところ一番最初に出てきた「とってもいいこと」を紹介します。内田麟太郎作で、絵が荒井良二となっています。
とってもいいこと
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2005年08月16日

「巌窟王」アレクサンドル=デュマ・「ああ無情」ヴィクトル=ユゴー

原作は思いっきり長い小説なのですが、児童文学としてコンパクトに翻訳されている作品を紹介します。
「巌窟王」は、アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」が原作。デュマは親子で作家で、こちらはお父さんの方です。通常デュマ・ペールと呼んで区別しています。他に、「三銃士」や「マルゴ女王」などがあります。
息子さんの通称デュマ・フィスは「椿姫」で有名です。ともに1800年代の生まれで、19世紀のフランスを代表する作家です。
巌窟王
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デュマ・ペールよりも一年早く1802年に生まれたヴィクトル・ユゴーは、19世紀のみならず、フランスにおける最大の詩人と呼ばれています。そして詩だけではなく小説では「ノートル=ダム・ド・パリ」、戯曲では「エルナニ」などフランスのロマン派を代表する作品を書いています。
そんなユゴーの最も有名な小説「レ・ミゼラブル」を原作に持つのが「ああ無情」です。
ああ無情
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2005年08月12日

「野生の呼び声」ジャック・ロンドン

昆虫、鳥類(青い鳥)と来たので、哺乳類を・・・。
僕の中では、なんといっても「野生の呼び声」です。単なる動物の物語だけでは読み尽くせない深さがあります。大人はそっちで味わってください。もちろん、動物のストーリーとしても、純粋に読みごたえがあります。紹介するのは、吉田秀樹訳です。
野生の呼び声
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犬の仲間、ということで安易に「シートン動物記」です。いろいろな出版社から翻訳が出ていますが、おそらく最新刊の今泉吉晴訳を紹介します。
ロボ
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2005年08月06日

「青い鳥」モーリス・メーテルリンク

「青い鳥 青い鳥 幸せの鳥はどこにいるの」
子供の頃に演劇で観た印象が強く残っています。そして童話。戯曲で読んだのは大学生になってから。その時はじめて、なんて危ない作品なのだろう! と思いました。
紹介するのは、新潮文庫の堀口大学訳です。
青い鳥
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前回のファーブルにちなんで、メーテルリンクの昆虫三部作から尾崎和郎訳の「白蟻の生活」を。
白蟻の生活
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この人、本当にノーベル文学賞を貰ってよかったのだろうか・・・。
posted by 本読人 at 21:55| Comment(5) | TrackBack(0) | 絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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