http://www.sweetswan.com/daiei-2005/
〔はぼき〕
こじ開けてしまえば元に戻らないつぼみのごときわがこころかな
※子供の頃、つぼみをこじ開けてしまった時の、言い知れぬ罪悪感を思い出しました。
〔ピッピ〕
大きな手握り合格番号を確かめる君のつぼみよ開け
http://roo.to/x_x_x/
※「大きな手」なのに、それは「つぼみ」。開くことを願う人の愛情を感じます。
〔伊波虎英〕
日曜の(チャペルで祈る人たちのつぼみのやうな手がひらく)朝
http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/
※チャペルそのものが信仰する人達にとっての、巨大な「つぼみ」の場なのかもしれません。いろいろ考えさせられました。
〔田丸まひる〕
乳白のつぼみを間引く 誰にでも愛されているなんて思うな
http://replicaprince.easter.ne.jp/
※とりあえず、今日まで間引かれていない僕。
〔大江ケンジ〕
明け方につぼみの夢でうなされる咲いたら負けのような気がする
http://www.geocities.jp/kjkjkj56jp/
※かといって、咲かなければ勝ちなわけでもない。そこまで孕んでいる歌なのでしょう。
〔千坂麻緒〕
薔薇の木のつぼみを守る透明な小さな星のガラスのケース
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/3750/
※個人的に、この歌は取らないわけにはいきません。「透明な」と「ガラスの」の間に「小さな星の」が入っていることが、僕は好きです。