2007年04月08日

「納豆の大ドンブリ 家族の短歌」穂村弘編 寺門孝之絵

「題詠マラソン2005」の感想は、結局未完になってしまいました。申し訳ありません。
今回ご紹介するのは、題詠マラソンを主催する歌人五十嵐きよみさんの作品も載っている、短歌のアンソロジー絵本です。
絵本なので歌の数は少ないですが、北原白秋あたりから選び抜かれた家族の短歌が載っています。
発行は岩崎書店。「めくってびっくり短歌絵本5」となっています。どう「びっくり」なのかは、捲ってみてのお楽しみ!

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posted by 本読人 at 18:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌・楽譜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月03日

「桜と日本文化」小川和佑

いよいよ桜満開(ところによっては蕾だったり葉桜だったり・・・)の今日この頃。新刊のご紹介です。
最近はCMでも、音楽でも桜がブームになっています。僕が気に入っているのはどちらかというとCMでの桜の使い方。出会いのシーンの背景に使われている印象があります。
もともと日本の桜は、誕生や生成のようなものを飾るイメージだったのが、いつしか「軍国の桜」「散る桜」のイメージに変わっていきました。こうした変遷に対して、最近のCMでの桜には、本来の日本古来のイメージへの回帰を感じます。
「桜と日本人」の著者は、桜に対して古来から日本人が持っていた誕生のイメージを回復させるような著作を次々と発表している小川和佑氏。現在の桜ブームを生む切っ掛けにもなったであろう人物です。
お花見に行った人も行かなかった人も、宴会だけではなくて、ちょっと日本の文化としての桜を感じてみてはいかがでしょう。
この時季、特にお薦めです。

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posted by 本読人 at 13:17| Comment(4) | TrackBack(0) | 哲学・思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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