2007年05月14日

「フーコー・ガイドブック」ミシェル・フーコー

前回に続いて、文庫本で読むことができる哲学、というコンセプトで紹介します。
ちくま学芸文庫で出ている「フーコー・コレクション」(全6巻)の別冊として刊行されたのが、この「フーコー・ガイドブック」です。
内容は3部に分かれていて、フーコーのブックガイド&キーワード解説、コレージュ・ド・フランスでの講義集、そして年譜。特に講義集については、難解とされているフーコーの哲学についての、フーコー自身によるガイドという意味合いもあり、興味深いものです。
ブックガイドやキーワードの解説、そして講義集の翻訳については何人かが関わっており、全体の編集(「フーコー・コレクション」全体)は小林康夫、石田英敬、松浦寿輝が行なっています。
これからフーコーに挑んでみようという人はもちろん、かつて挫折した人も、これを片手に再チャレンジしてみてはいかがでしょう。
そして僕のように自分に必要な部分だけを、都合のいいように読んで、理解した気になっているフーコー読みのフーコー知らずにも、欠落したり誤読していた部分を埋める役に立ちそうな一冊です。

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posted by 本読人 at 23:25| Comment(0) | TrackBack(1) | 哲学・思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月04日

「アンチ・オイディプス」ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリ

長生きはしてみるものです。
なんと、ドゥルーズ+ガタリの、しかも「アンチ・オイディプス 資本主義と分裂症」の文庫が出ました。宇野邦一訳で河出文庫。上下巻です。
昔は市倉宏祐訳で、思いっきり重たい本でした。
今日、多くの日本人は、管理と自由のほぼベストバランスを保っているつもりになっていることでしょう。それは本当なのか。そして世の中にはこのバランスの外にいるマイノリティーたちが存在しているのではないか。
ほとんどの日本人に実感としては意識されていないであろう、管理と自由の問題について、「アンチ・オイディプス」から「狂気の歴史」(フーコー)、「帝国」(ネグリ+ハート)、「ホモ・サルケ」(アガンペン)等々と読み進んでいくのも、知的山脈を制覇する楽しみかと思います。
とりあえず、上巻をご紹介。

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しばらく、哲学シリーズになりそうな・・・。
posted by 本読人 at 22:06| Comment(3) | TrackBack(1) | 哲学・思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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