2005年10月18日

「新しい人よ眼ざめよ」大江健三郎

大江健三郎さん自身が、ただ一人選考委員になって「大江健三郎賞」が創設されることになりました。
その発表のさいに大江さんは「いつのまにか隅っこに追いやられた純文学を、少しでも中心に持って来たいのです」と言っています。この心意気を、僕は評価しています。
本当なら、こうした行動は作家自身だけではなく、日本中にいる純文学の読者等によって、あるいは作家自身であったにしてももっと職業作家的な色の薄い作家たちによってなされるべき仕事だと思います。それが大江健三郎さんによって取り組まれることがちょっと残念です。
その点、先の東葛映画祭などを考えると、映画の状況は、文学に比べてはるかに明るいものだと感じました。人々が映画を求めていることを、人々自身が行動に移しているのですから。
紹介するのは、大江さんの小説の中で、もっとも素晴らしいと思う作品「新しい人よ眼ざめよ」です。
新しい人よ眼ざめよ
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そして「新しい人よ眼ざめよ」を読むまで、大江さんの小説の中で一番素晴らしいと思っていた「個人的な体験」です。
個人的な体験
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2005年10月13日

「和解」志賀直哉

「東葛映画祭」勝手に応援企画
2005年10月14日(金)〜16日(日)、千葉県の5市(我孫子・柏・流山・野田・松戸)9会場で行われる「東葛映画祭」に因んで、しばらく僕の好きな映画絡みの本を紹介します。
「東葛映画祭」については、以下のURLでご覧ください。
http://www.tokatsufilm.com/

みなさん「東葛映画祭」ついに開幕です。と、いうわけで紹介する映画は「CHARON」。僕が「東葛映画祭」を勝手に応援しようと思ったのはこの映画を見たからです。そしておそらく、この作品がなければ「東葛映画祭」もなかったことでしょう。
高橋玄監督。東葛北部をロケ地に、一人の女と、その女を探し求める二人の男を描いています。ストーリーは詳しくは書きません。ぜひ、観てください。「東葛映画祭」でも16日18時に柏のアートコンプレックス「MONAIZO」で上映予定です。

「CHARON」の中で、女を探す男の一人は小説家という設定です。実際に東葛北部に位置する我孫子市はその昔、北の鎌倉といわれて白樺派関係の作家などが住んでいました。その一人志賀直哉の作品で「和解」を紹介します。
自分と父との和解を描いた名作短編は、自分の亡くなった児のことから始まっています。
「この七月三十一日は昨年生れて五十六日目に死んだ最初の児の一周忌に当っていた。自分は墓参りの為め我孫子から久し振りで上京した」
この時代の小説には、風土がいきていました。
「CHARON」もまた、風土がいきている映画です。
和解
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ご当地ものという括りで・・・。
「本当に、何となくだった。梶原ピノリは、スカイプラザ屋上の金網を上ろうとしていた」
「ピノリの日々」水南森

いよいよ迫ってきました。勝手に応援企画も今回が最後です。
まだまだ紹介したい映画は沢山あるのですが、それは来年にとっておきましょう。
posted by 本読人 at 22:53| Comment(9) | TrackBack(0) | 日本文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月08日

「ひめゆりの塔」石野径一郎

「東葛映画祭」勝手に応援企画
2005年10月14日(金)〜16日(日)、千葉県の5市(我孫子・柏・流山・野田・松戸)9会場で行われる「東葛映画祭」に因んで、しばらく僕の好きな映画絡みの本を紹介します。
「東葛映画祭」については、以下のURLでご覧ください。
http://www.tokatsufilm.com/

何度となく映画化されていますが、今回こだわるのは1982年の東宝、今井正監督作品です。
これは1953年、同じく今井正監督による東映作品のリメイクです。ほかに「あゝひめゆりの塔」(1968年日活、舛田利雄監督、吉永小百合主演)などがあります。
原作は石野径一郎。太平洋戦争末期の沖縄での、ひめゆり部隊の悲劇を描いた作品です。
ひめゆり部隊については、以前「ひめゆり平和祈念資料館 ガイドブック」に書いたので、ご参照ください。
主題歌はさだまさしの「しあわせについて」。うろ覚えですが「〜どうぞ過ちは 二度と繰り返さずに あなたはかならず しあわせになってください〜」という歌詞が印象に残っています。そして「〜風は移り気 身を任せてはいけないよ〜」と。
今、日本人は、移り気な風に身を任せてしまっているような気がします。危険な国になりつつあるような気がします。
「ひめゆりの塔」を忘れずにいたいと思います。
ひめゆりの塔
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さて、1982年版の「ひめゆりの塔」には、女学生役で斉藤とも子が出ていました。この女優は中学生か高校生の頃からテレビに出ていて、NHKの少年ドラマなどで活躍していました。
それだけなら、どこにでもいる若手女優だったのですが、この人が僕にとって特別気になる存在だったのは、教育テレビの『若い広場』という番組の一コーナーを担当していたからです。それが「マイ ブック」という本を紹介するコーナーでした。このブログのタイトルも、そこから来ています。
斉藤とも子は当時十代半ば、もしくは後半の年齢だったと思うのですが、本を紹介する人達(多くは現役の作家達でした)と差し向かいで聞き手になっていたのです。このことは、僕にとっては驚異的なことでした。ほぼ同年齢だと思われる若者が、開高健に梶井基次郎の「檸檬」の話を聞いたり、ガルシア・マルケスの「百年の孤独」を井上ひさしに紹介してもらったり、そんなことをしていたのです。
この人は、将来、どんなになるのだろうか?! 驚くべき体験をしている十代の女優でした。
しかし若くして結婚したこともあってか、女優として花開く前にテレビや映画では見なくなりました。
その斉藤とも子を、最近テレビで見るようになりました。そして「きのこ雲の下から、明日へ」という本を書いていることを知りました。
東洋大学の大学院で学び、その修士論文で「原爆小頭症」の人々や家族の生活をまとめた。それを一冊にした本だといいます。
他の多くの日本の俳優達と違って、しっかりと「社会」と臍の緒が繋がっている女優なのだと思います。それには「ひめゆりの塔」に出た経験や、若くして一線の作家たちと本の話をしてきたことなどが関係しているのかもしれません。
きのこ雲の下から、明日へ
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posted by 本読人 at 00:20| Comment(2) | TrackBack(1) | 日本文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月24日

「宮本武蔵」吉川英治

「東葛映画祭」勝手に応援企画
2005年10月14日(金)〜16日(日)、千葉県の5市(我孫子・柏・流山・野田・松戸)9会場で行われる「東葛映画祭」に因んで、しばらく僕の好きな映画絡みの本を紹介します。
「東葛映画祭」については、以下のURLでご覧ください。
http://www.tokatsufilm.com/

とにかく中村錦之助に尽きるでしょう。5部作の最初の作品が公開されたのが1961年。後年テレビに進出してくる前の若々しい錦之助を見ることができます。
CGが無かった時代、しかも西部劇のように大自然の迫力を借りることもできない日本映画においては、俳優のエネルギーが作品の迫力の源だったのだと感じました。
宿命のライバル佐々木小次郎に高倉健、沢庵和尚に三國連太郎と豪華なキャスティング。内田吐夢監督の東宝映画です。

原作は吉川英治で、僕が読んだ文庫版は全8巻でした。
特に印象に残っているのが、一乗下り松の決闘です。吉岡一門との大勢対一人の闘い。勝敗を決するために一門の大将をつとめる少年を真っ先に切り、あとは殺し合いを終わらせ、逃げ延びために切り続ける武蔵。武蔵にとっては、最初から勝つことよりも、活路を見いだすための闘いだったように思えます。あるいは武蔵にとって「勝つ」は「活つ」だったのでしょうか。
さすがに、読みごたえのある作品でした。
宮本武蔵
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「五輪書」とはいっても、オリンピックの本ではありません。宮本武蔵が書いた兵法の本です。そういう意味では、オリンピックに役立つかもしれませんが・・・。
武蔵の哲学の一端に触れることができる本です。
紹介する「定本五輪書」は魚住孝至校注で新人物往来社。2005年3月刊行で、読みやすくできています。
定本五輪書
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posted by 本読人 at 12:27| Comment(6) | TrackBack(0) | 日本文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月20日

「死の棘」島尾敏雄

「東葛映画祭」勝手に応援企画
2005年10月14日(金)〜16日(日)、千葉県の5市(我孫子・柏・流山・野田・松戸)9会場で行われる「東葛映画祭」に因んで、しばらく僕の好きな映画絡みの本を紹介します。
「東葛映画祭」については、以下のURLでご覧ください。
http://www.tokatsufilm.com/

理由は定かではないのですが、近年、日本の文芸作品の映画化は、あまり巧くいっていないような印象を受けます。映画製作サイドの問題なのか、あるいは原作である文芸作品の問題なのか。あるいは、気のせいなのか・・・。
そんな中で「泥の河」でも成功した小栗康平監督は、日本の文芸作品を映画化する名手だと思います。今回取り上げる「死の棘」は松坂慶子、岸部一徳主演の1990年、松竹作品です。
原作は島尾敏雄。あまりにも苦しい私小説です。そして僕の中では、極めて重要な日本文学の一冊です。
死の棘
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そして「死の棘日記」は、「死の棘」に書かれた暮らしを綴った、さらに苦しい日記です。
つまり、映画「死の棘」→小説「死の棘」→「死の棘日記」という順に実態に近づいていきます。もちろん、さらに先には「死の棘日記」→「トシオとミホの実生活」があります。
映画「死の棘」を観た人は、→にそって、どうぞ遡ってみてください。
死の棘日記
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posted by 本読人 at 11:44| Comment(4) | TrackBack(0) | 日本文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月18日

「絶唱」大江賢次

「東葛映画祭」勝手に応援企画
2005年10月14日(金)〜16日(日)、千葉県の5市(我孫子・柏・流山・野田・松戸)9会場で行われる「東葛映画祭」に因んで、しばらく僕の好きな映画絡みの本を紹介します。
「東葛映画祭」については、以下のURLでご覧ください。
http://www.tokatsufilm.com/

映画を作っている人達にはあるいは失礼なことなのかもしれませんが、スクリーンに美しい人がいると、それだけでその映画が忘れられない作品になる、そんなことが僕にはあります。
滝沢英輔監督、日活版の「絶唱」は、僕にとってそんな作品です。舟木一夫・和泉雅子、三浦友和・山口百恵よりも、小林旭・浅丘ルリ子主演の1958年作品が僕には忘れられません。とにかく若い頃の浅丘ルリ子が美しいのです。
原作は大江賢次。身分違いの男女の純愛物語です。身分違いという設定は現在では難しいものがありますが、「障壁の大きな恋」という大きな括りで考えると、時代を超えた永遠のテーマなのでしょう。先に紹介した「美女と野獣」もそうした括りの作品ですし、最近流行りの「電車男」も(観てはいないのですが、たぶん・・・)そうした作品なのだと思います。
絶唱
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日本映画の女優たちが、本当に「星」だった頃を写した写真家秋山庄太郎の作品集「麗しの銀幕スタア」を紹介します。実は、僕はこれを観ていなくて、持っているのは別の写真&対談集です。それが絶版のようなので、今回はこっちを紹介しました。おそらく、僕が持っているものと同じように、銀幕のプラネタリウムのような一冊なのだと想像しています。
もちろん、ノスタルジーばかりではなく、今の女優にも、本当のスターがいてほしいのですが・・・。
麗しの銀幕スタア
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posted by 本読人 at 02:31| Comment(3) | TrackBack(0) | 日本文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月07日

「夢のあとに」葛田一雄

夏休みの本の特集で、「路傍の石」などとりあげてみました。そういう時代があったことを子供たちに知ってほしかったし、その頃から変わらないもの、変わったものを分かって欲しかったからです。
そして同じように、日本の昭和30年代を描いた本を紹介します。作者である葛田一雄さんが、自身の過ごした逗子の街を舞台にして小説にしました。
特に、今の中学生たちに読んでほしい一冊です。
夢のあとに
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そして、もう一冊紹介したい本と、一つの試みがあります。
「夢のあとに」は新刊ホヤホヤの本でその刊行状況を調べに出版社である水曜社のサイトに行って見つけました。
『いのち(仮題)』という絵本の刊行計画です。そこに書かれていたメッセージをそのまま書きます。
「絵本『いのち(仮題)』の刊行を目指して、ただいま予約を募集しています。本書の刊行には500冊以上の予約が必要です。みなさまのご協力をお願いいたします 。経費を除いた売上げは、全額寄付される予定です」
とのこと。寄付の予定先などは、サイトに詳しく書かれています。どうぞ、下記の水曜社のサイトに行って見てください。そして「カンボジアの悲劇を繰り返さないために 絵本『いのち(仮題)』予約の受付」のページを開いて見てください。
「水曜社 ホームページ」

僕らは、情報が氾濫するこの世の中で、出版社から出された本を消費するという一方通行の流れで本を読んでいます。もちろん多くの人達が望む本が出版されてはいるのですが、それはつまり「僕が望む本」が必ずしも出版されていないということでもあります。
そういう時代にあって、読者自身がスポンサーとなるようなこの予約刊行の方法は、与えられた本ではなく、「オイラ達の読みたい本」を読むという意味を持ちます。他にもファンドを募っての出版なども考えられるでしょう。書籍流通の一つの方法としても注目される形です。
posted by 本読人 at 17:21| Comment(8) | TrackBack(0) | 日本文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月04日

「金閣寺」三島由紀夫

1950年7月2日、金閣寺が消失しました。
これに材を取った2つの作品を紹介します。三島由紀夫の「金閣寺」と水上勉の「金閣炎上」です。両作品を読み比べる人もいるかと思うので、内容については書きませんが、タイトルを見ただけでも二人の視点の違いがよく分かります。
金閣寺
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金閣炎上
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2005年06月18日

「ヴィヨンの妻」太宰治

明日6月19日は何の日でしょう? 6月の第3日曜日なので「父の日」。正解です。そして、もう一つの正解は「桜桃忌」入水自殺をした太宰治の遺体が発見された日であり、太宰の誕生日でもありました。
つまり明日は、もっともふさわしくない「父の日」なのです。それを記念して「桜桃」を紹介します。どのくらいふさわしくないかは、「斜陽」の記事の、マル葉さんのコメントをご参照ください。
新潮文庫だと『ヴィヨンの妻』に収録されていますが、この短編集は「桜桃」だけではなく「オイオイ、親父!」という感じの作品のオンパレードです。
父の日の贈り物に、いかがでしょう。
ヴィヨンの妻
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太宰の絶筆は小説では「グッド・バイ」です。
グッド・バイ
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2005年06月15日

「パルタイ」倉橋由美子

倉橋由美子さんが逝去されました。
パルタイ
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同じ1935年生まれということもあり、またデビューのきっかけがそれぞれの大学新聞絡みであったりもして、倉橋は大江健三郎と一時期比較されました。ちょうど実存主義の流行と重なって、大江をサルトル、倉橋をカミュに見立てるような読み方も流行ったりしました。。
しかし、僕にとって倉橋由美子は柴田翔と重なります(柴田も35年組です)。これは本当に個人的なことで、高校生の頃にやっていた文芸同人や読書会などでの体験によるものです。あの頃を思い出しています。
されどわれらが日々−
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倉橋由美子さんのご冥福をお祈りいたします。
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2005年03月18日

「斜陽」太宰治

説明はいらないですね。「斜陽」を読むと、あらためて太宰治は天才なのだとため息が出ます。
斜陽
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太宰の生家は斜陽館として保存されていますが、先の大雪で塀の一部が壊れてしまったとか。太宰家は金木の殿様といわれるほどの大きな家だったそうです。生まれた金木村は、現在の金木町。そして3月28日からは合併によって五所川原市の一部になります。斜陽していく様を思い出させる、塀の崩壊のニュースでした。
「津軽・斜陽の家」(鎌田慧)は地主貴族の家に生まれた太宰治の光芒を描いた評伝です。
津軽・斜陽の家
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2005年03月11日

「輝ける闇」開高健

「予告された殺人の記録」G・ガルシア=マルケスの記事のところで、それをルポルタージュの手法を使ったマルケスの代表作と書きました。この「輝ける闇」は開高健のみならず、ルポルタージュの手法を使った日本の小説の最高峰だと思います。
ベトナム戦争の現地に立って取材した、渾身の小説。「夏の闇」「花終る闇」とともに「闇」三部作をなす、最初の作品です。
輝ける闇
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夏の闇
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2005年03月05日

「球体」五十嵐真紀

世に出ていない、恐ろし才能を自分だけが知っている。そんな作家の一人が五十嵐真紀さんです。おそらく職業作家ではないと思われるのですが、幻想作品集「球体」は書店の幻想小説コーナーに並べられていても、独自の色で輝くことでしょう。特に「朔」に惹かれます。大人にならずに亡くなった子供の骨を細工する骨士。その骨士と子を失った親との間で骨の受け渡しをする智・・・。
球体
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「球体」を読んだ人には作者の第二短編集「自我」もお薦めします。
自我
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posted by 本読人 at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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