2005年04月16日

「人魚變生」山田章博

著者のおそらく処女作品集なのではないかと思います。古典的なタッチと文学的な雰囲気。それらが当時の作者の若いエネルギーと融合して、希有の作品を生み出しました。
集録作品は、それぞれに美しい光を放っています。特に一作品をあげるとするなら、僕は「みづは」です。
今は売れっ子の漫画家、イラストレーターとして活躍している山田章博さんの原点です。
2005年4月15日現在、「日本の古本屋」の古書検索に在庫を確認しました。URLは以下の通りです。
http://www.kosho.or.jp/index.html

僕は実物を見ていないのですが、豪華版のイラスト集が出ていました。なかなか手に入らないようなのですが、その軽装版がでているので紹介します。
20年に渡るイラストの中からカラー146点を含む482点掲載とのこと。帯びに書かれた「百華繚乱」というコピーが、これほど似合うアーティストも、そうはいないように思います。
山田章博画集
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posted by 本読人 at 09:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月14日

「ポーの一族」萩尾望都

以前テレビを観ていたら、誰かがこんなことを言っていました。「もし、漫画にノーベル賞があったら、受賞者の一人は萩尾望都だ」
萩尾望都が辞退しないという条件で、僕も賛成です。そして受賞対象作品は「ポーの一族」ではないでしょうか。
バンパイアという漫画チックな世界を描きながら、文学にも通じる高いクオリティーを持った不朽の名作です。
ポーの一族
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「ポーの一族」を読むと、ときおり僕は三島由紀夫の短編小説「仲間」を思い出します。新潮文庫の『殉教』に集録されています。
殉教
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posted by 本読人 at 00:19| Comment(4) | TrackBack(2) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月07日

「花岡ちゃんの夏休み」清原なつの

1977年のことです。それまで、少女マンガなどは馬鹿にしていました。ところが妹が見ていた漫画雑誌『りぼん』で「花岡ちゃんの夏休み」を読んだのです。当時の感覚では、およそマンガの登場人物とは思えない人々が登場し、これでいいの? と思うストーリーが展開していました。衝撃でした。
残念なことに絶版で、購入の紹介は出来ませんが、『復刊ドットコム』というサイトで復刊運動が起きています。このブログを始めてから、素敵な本がたくさん絶版になっていることを知りました。それらを読むことが出来ていた僕らの世代は幸せだったと思います。

絶版本を投票で復刊!


作者の清原なつのさんについては『一知全解 オトナのマンガ日記』というブログの「なつのお嬢さん、はるか昔語りに記事があります。

今リアルタイムで読むことが出来る清原なつのさんの作品としては最新刊に「千利休」があります。寡作ですが、気になる作家です。
千利休
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posted by 本読人 at 00:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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